スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室

きっかけ

よく行く本屋のワゴンにドドーンと置かれているのを見たのがきっかけだが、タイトルが気に入らないので、最初は食わず嫌いだった。「自分を変える」というのは現状の自己否定に他ならず、「すでに必要なものを自分は持っている」という立場から物事を眺めていきたい私には、ちょっと縁のない本かと思った。

それがなにかの際、そのとなりのワゴンにあった本をちょっと読んだついでになんとなく読んでみたら、面白かったのでそのうち絶対買おうと思うようになっていた。

しばらくして20万部突破という広告も目にした(※)。やっぱり人気があるんだなあとそのときは思っただけで、それでもすぐには買わなかったが(笑)。

※ 数日前だったか(今日は2013年2月3日)30万部突破の文字が躍る帯を巻いて売っているのを本屋で見た。

※ 本日(2月17日)40万部突破の帯を見た。

感想など

これはとにかく面白い。興味深いというinterestingの面白さだ。10週にわたってやるとよいというエクササイズもついているが、多分ほとんどの人が全部はやらないだろう(笑)。20万人のはたして何%、何人がやることやら。

はっきりいって実用性は低いと思う。少なくとも、手っ取り早く自分を変えたいと思う人にはまず向かない。そもそも手っ取り早く変わろうとするその根性がすでに間違っていると私は思うが。

本書のテーマは"意志力"だ。原題は"The Willpower Instinct"で、こちらの方が当然内容を表している。しかし、確かに日本語にそのまま訳しても、あまり売れなかっただろう。日本人は自己否定が好きだから、「自分を変える」の方が受けがいいだろう。

内容は、一見常識と反しているようなものもあるけども、言われてみれば、全部私の経験則と一致していると思った。いや、ちゃんと検証すれば、全部ではないのかもしれないが、読みながらの印象としては、はは~ん、だからあそこでそうなったのかというような例がゴロゴロ出てきた。

「第6章 どうにでもなれ」のP221はショックを受ける人もいるのではないかと思うが、私は完全に納得である。私は自己批判が弱い(爆)。一方、私の息子は激しすぎる。その自制心の強さの違いたるやこれが親子かよと思うほどだが、これで納得である。昨日、クミゴン(妻)にもここを読んでみろ、電車男(息子)の秘密がわかったぞといって読ませたら、むさぼるように読んでいた。ここを読んだだけでもこの本は買った価値があったと私は思っている。

「第7章 将来を売りとばす」にはうなった。人は常に「将来の自分」を過大評価しているという数々の実験結果。ああ、ここに色々な問題を解く鍵があるなと。張り切りすぎる個人の計画から、どこぞの国の赤字国債、原発などすべて根は同じだと思った(ちなみにそんなことは書いてない)。

時間もないのでとりあえずこのくらいにしておくが、また気が向いたら書き足すことにする。何度でも読み返したい本だ。私は本に書き込みというものをまったくというくらいしないが、この本だけは色々感じたことを書き込み、ボロボロになるまで使い倒そうかと思った。

とりあえず下のリンクからアマゾンに飛び、動画を見てみることをお勧めする。第6章の内容の一部と同じことが紹介されている。

購入・各種データ

画像は楽天ブックス、文字はアマゾンにリンクを張ってあります。

スタンフォードの自分を変える教室

この表紙が売り上げに貢献したことはまず間違いない。これをデザインした人、ナイスです。著者のこの髪型より、カバーの裏にあるストレートのショートヘアーの方がおいらはタイプだけどな。


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初回更新:2013-01-20 (日) 01:39:32
最終更新:2014-06-21 (土) 09:59:35
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