人間関係をしなやかにするたったひとつのルール 初めての選択理論

人間関係をしなやかにするたったひとつのルール

きっかけ

以下のツイートが『冒険に出よう』の安藤美冬さんから回ってきたのがきっかけ。

リンク先の書評を読んで、即購入決定。

感想など

選択理論というのは、言われてみれば勝間和代さんのなにかの本に書いてあったか。その入門書という位置づけになっている。

ディスカヴァーからこのような本が出ているというのは、リツイートされてこなければまず気づかなかっただろう。同じ出版社の残念ながら絶版になっている(電子書籍もない?)『まじめに生きるのを恥じることはない』は私にとってのバイブルになっているが、その影響で私は次のような言葉を自分の行動指針にしている。

自分でコントロールできることに全力を注ぐ!

また、管理職の研修でも

他人を支配しようとする前にまず自分自身を支配せよ。

というのを含む文章を涙が出るまで声が枯れるまで、何度も大声で繰り返した。

だから、本書の、というより選択理論の「コントロールできるのは自分だけ」という考え方には、まったく違和感がなかった。

とはいえ、自分をコントロールするのは非常に難しいし、「自分でコントロールできることに全力を注ぐ」とは言ってみたものの、肝心なときになにが自分でコントロールできるか分からなくなってしまうのが、陥りがちなところではある。

そこにP100からの人の行動のメカニズムである。これは目から鱗で、これを知っただけでもこの本を買う価値があった。

人の全行動を4つに分け、それを車のタイヤにたとえる。前輪には「行為」と「思考」、後輪には「感情」と「生理反応」。前輪は直接コントロールできるが、後輪は直接コントロールはできない。前輪をコントロールして、後輪もそれに遅れてついてくる。なるほど!である。

「生理反応」などはあたりまえだが意外と無自覚だし、「感情」は無理に押さえようとしてうまくいったためしがないことを思い出せば、納得である。「行為」に「感情」が引きづられるというのは今までも意識はしていたが(例えば踊りながら悩むことはできない)、この車のたとえは、二輪車から自動車に乗り換えたような安定感だ。しっかり自分自身のハンドルを握ろうという気になった。

P140からの「欲求のプロフィール・チェックリスト」があまりに当たっているので、一人で興奮した(電車の中でやったので)。他の人にもやってみてほしくてしょうがない。つまらん占いなどよりはるかに当たるだろう。

私の結果を書いておく。

  • 愛・所属の欲求…1点
  • 力・価値の欲求…6点
  • 自由の欲求……6点
  • 楽しみの欲求…7点
  • 生存の欲求……3点

各項目10点満点で、点数が高いほどその欲求が強いことを表している。これが実に良くあたっている。自分の強い欲求というのは、普段から意識に上りやすいが、弱い欲求というのはちょっと盲点だった。だから、ここでは私の弱い欲求についてだけ簡単に触れておく。

<愛・所属の欲求>の欲求が弱い人は、多くの人と関わりを持つことや強い親密感を感じることはあまり求めません。ネットの世界だけのかかわり程度で満たされてしまう可能性もあります。

当たってるぅ~~~。

人間関係を面倒だと思って、人との関わりを避ければ避けるほど、適度な関わり方を失ってしまうことになります。

だから仕事してんだなあ。仕事にこれ以上時間をとられたくないと思う一方で、仕事は絶対やめたくないもんね。お金稼ぐ必要がなくなっても、仕事はやめたくない。人に会いに行くために仕事に行くようなもんだ。

生存の欲求も弱い。なるほど、ここが強かったら、風呂やコタツ、夏場ならばそこらで寝ないよな。私の人生の最終目標は120歳で大往生だが、これは単に生存したいからではなく、自由に、うんと楽しみたいからだ。

クミゴン(妻)にも欲求のプロフィール・チェックリストをやってもらった。私の結果と並べてここに記す。

欲求混沌クミゴン
愛・所属の欲求1点5点
力・価値の欲求6点6点
自由の欲求6点5点
楽しみの欲求7点3点
生存の欲求3点6点

大体バランス型だというのは予想通りだが、私が一番高い、楽しみの欲求が一番低い、というのが、なるほど、夫婦のすれ違いポイント。私は妻に対して「それで人生、なにが楽しいの?」と思ったりするわけだが、そういうことか。

私が熱のあるときにすぐ寝ないと「なんで寝ないの?信じられない!」と言うのもなるほど。生存の欲求が違うから。私は好きなこと、楽しいことをやったほうがストレスが低くなって、体調が良くなるのが結果的に早い。そういうのが理解できないわけだ。それが理解できた。

結婚している人は、ぜひ夫婦でやるべき。このチェックリスト。

あ、愛・所属の欲求の差異はどうなるんだろう。これ、私はピンと来ないなあ。ということはクミゴンがストレスを抱えている可能性が高い。これは聞いてみないといけないな。なにか分かったら、また付け足そう。

欲求の話の後に「上質世界」という概念が出てくるが、これがまた分かりやすい。自分のことをどういう人間と思っているかのセルフイメージならば、ちょくちょく意識はしていたが、セルフイメージもまた上質世界の一部だろう。

自分や身のまわりの人の「上質世界」を意識すれば、ずっとコミュニケーションもスムーズになるだろう。

まだとても本書の内容を書ききれないが、興味が少しでもわくならば、読んでみることをお勧め。多くの人がこの本に書いてある通りにコミュニケーションを交わすようになれば、人間の世界はずっと住みやすいところになることはまず間違いない。

ちなみに、この本を読んだからといって、明日から劇的に人間関係が良くなるわけではないので、念のため。大体、そんな簡単なノウハウがあったら、とっくに世界はもっとよくなっている。しかし、本書をもとに普段の自分自身のあり方を振り返り、少しずつ変えていけば、時間はかかっても最終的には劇的によくなることだろう。

購入・各種データ

画像は楽天ブックス、文字はアマゾンにリンクを張ってあります。

人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論

混沌の間>混沌の書棚>人間関係をしなやかにするたったひとつのルール

初回更新:2013-01-23 (水) 09:44:13
最終更新:2014-06-21 (土) 09:59:34
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